Newsトリミング美容と健康飼い主さんと愛犬のためのお話

お家でブラッシングする時に大切なこと

こんにちは!東京都品川区大井町にあるトリミングサロン
Dog salon Bebegim(ドッグサロンべべイム)です

先日YouTubeに愛犬をブラッシングする時に大切なことをアップしました!
ちょっと長いですがぜひご覧ください

愛犬のブラッシングって難しいですよね
でも毎回トリミングに行くたびに「毛玉ありますよ」とか言われてしまうのも
悲しいですよね
「だってお家だとブラッシングできない。。」
そんな飼い主さんの気持ちもすごくわかります
なぜなら学べる場所が少ないからです

でもこの動画を見れば
ブラッシングのやり方と
「なんで嫌がるのか」がわかりやすいと思います

また、こちらのブログでも動画では説明できなかった部分を少し捕捉したいと思います♪

犬がブラッシングを嫌がる理由は

なぜ犬はブラッシングを嫌がるのか
大体の理由は「痛いから」だと思います
その痛みの原因を紹介します

その1 使っている道具が良くない

痛みが出てしまう原因は、実は「道具選び」から間違っていることが多いです

毛もつれや毛玉をとかす「スリッカーブラシ」という道具

同じスリッカーブラシでもメーカーによって硬さや毛の引っかかりが
全然違うのはご存じでしょうか?

ちょっとマニアックなことになってしまいますが
でも結構大切なことなんです

どんなにやさしくブラッシングできたとしても
すごく毛に引っかかるスリッカーブラシを使っていると犬の毛を引っ張ってしまい
犬はすごく不快な気分になります

また、すごく毛に引っかかるスリッカーブラシを使っていると
ブラッシングをすることで必要以上に毛を抜いてしまっていたり、毛切れを起こしてしまいます
特に、本来毛が抜けないプードルちゃんやビションちゃんをブラッシングした時に
ブラシに毛がいっぱい付いてしまっている時は要注意です!

現に私、トリマー自身も道具を替えただけで
こんなに犬の反応が違うのかと驚きました

道具を替えるだけで問題が解決されることもあります

その2 マイナスな雰囲気(オーラ)を出す

「さぁ今日こそはブラッシングするぞ!!」と身構えていませんか?
飼い主さんの緊張や不安などのマイナスな雰囲気は犬は敏感にキャッチします
その後の犬の行動は逃げたり、震えたり、時には緊張が高まりすぎると攻撃してくるかもしれません

飼い主さんが身構えてしまうとこれからやる行動(ブラッシング)は
犬にとって「嫌な事なんじゃないか?」とマイナスに伝わってしまいます

ブラッシングは「楽しい事」「気持ちがいい事」と関連付けるために
ごほうびのおやつやフードがあると
犬にも伝わりやすく理解しやすいです

また、安定する場所でブラッシングを行う方がいいですね
椅子の上とかでも安全で安定するのなら良いのですが
トリミングテーブルはお家にあっても便利です
今だとネットでも8000円ぐらいで結構いいものが出ています
こんな感じです
値段の割にガタガタしないのでおススメです

飼い主さんのお膝の上が安心できる場所ならば
そこでも全然大丈夫です

とにかく自然で「楽しい」雰囲気作りが大切です

その3 犬を持つ手に力が入っている

ブラッシングに夢中になると
知らず知らずのうちに力が入っていたり、むきになったりしていませんか?

ブラシを持つ手は力を入れず
またそれと同様に
もう一方の犬を持つ手の力も抜いてくださいね

動画でも一部紹介していますが
犬にとってもなるべく触られたくない場所があります

足先、しっぽ、内股、首回り、耳、顔は特に繊細な場所です
急に触ったり、痛みを伴ったり、強く握って欲しくない場所です

また関節に痛みがある子は足のあげ方などで痛みが走り
嫌がる原因になります
言葉では説明しづらいですが
例えば後ろのひざの関節が弱い子は
急に曲げる(or伸ばす)のではなく、ゆっくり可動させる感じです

手をずっと上げているのは人間も辛いです
でもブラッシングに夢中になっていると
犬が辛い姿勢のまま我慢しているのに気が付かなかったりします
犬が楽な姿勢でできるよう意識できるととても良いと思います

飼い主さんの疑問に応えたい

動画で紹介している内容はほんの一例です
全てのわんちゃんに当てはまることでは無いのですが
参考にしていただけたら幸いです

犬種によってもブラッシングのやり方は異なりますし、
同じ犬種でも毛質によって使う道具を替えた方がいい時もあります
また、そのわんちゃんによって経験や嫌がるポイントは違います
トラウマレベルになってしまっている子はそもそもブラッシングをする前の段階から
スタートする必要があると思います

その子によって必要なことは全く異なります、そこがとても難しいのですが
愛犬の為を想って、飼い主さんが一生懸命勉強して努力して頑張ることは
「すべて正解」だと私は思います

もっとここが知りたい!とか
こんなこの場合どうしたらいい?など
飼い主さんの疑問に丁寧に応えていきたいと思います(*^^*)