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【獣医師に聞いた】混合ワクチンと抗体検査②

こんにちは!東京都品川区大井町のトリミングサロン
Dog salon Bebegim(ドッグサロンべべイム)です

前回続きです
【獣医師に聞いた】混合ワクチンと抗体検査①

抗体を作らせるためのワクチン接種は必要
ただし、抗体がもしあればワクチン接種は必要なし
と、いうことでした

その抗体があるかないかをチェックするのが「抗体検査」となります

犬用ワクチチェック ←わかりやすい飼い主さん用のページです

そもそもどんなことをするのかというと、血液検査ですので採血をします
しかし、検査ができるところは「ワクチチェック」取り扱いのある動物病院となります

『今まで通りワクチンを打ちますか?抗体検査をしてみますか?』

実際のところ動物病院が抗体検査をきちんと説明すると飼い主さんの理解は得られやすいようです
しかしなかには

  • 検査して結果ワクチンを打たなければならない時、検査のお金が無駄になる
  • 考えるのが面倒だから接種して

など考えている飼い主さんも少なからずいるのは事実です

また、抗体検査の取り扱いをしている動物病院もまだまだ少なく
抗体検査において理解が進んでいないのも問題のひとつです

抗体検査の費用はどれくらい?時間は?

費用は動物病院によってさまざまなようですが、5000円~とのことです
(高すぎる値段だと注意が必要のようです。。)
また、抗体検査結果がでるには少し時間がかかるようです
場合によっては結果は翌日以降にもなるようです

抗体検査はどれくらいの頻度で行うの?

抗体検査をして抗体がある、無いはわかるのですが
いつ抗体がなくなるか。。まではわからない
もし今検査しても半年後には無くなってしまうかもしれないから心配。。

と思うかもしれませんが、抗体はすぐに無くならない
そして抗体検査の反応が弱くても、感染症への予防はしっかりしてくれるそうです

頻度は1年に1回の検査を推奨している病院が多いです

抗体検査においての課題

課題。。というのは『飼い主さんの』ということではありませんが

まだまだ認知度が低いこと、抗体検査を理解していないペット施設の問題があげられます

せっかく抗体検査を受けて結果の証明書を持っているのに
「1年以内の混合ワクチンの証明書ではないので。。」という理由で
ドッグランに入れない、宿泊施設が利用を断られた。。などの問題が発生しているようです

これは運営施設側の問題で
なぜワクチンを接種するのかという理由がわかっておらず
ただ決まりだから、規則だからという理由で判別していると指摘しています

この問題を解決するためには
犬に関わるすべての人たちの意識改革が必要だと安田先生はおっしゃっています

意識をかえてすべきこと

ワクチン接種の効果を毎年チェックすること、または犬の一生に一度は抗体検査を実施し、免疫の状態を確認しておくこと
が必要です
稀ではありますが、ワクチンを打ってもワクチンの効果が見られない(ノンレスポンダーといわれる)子がいます
せっかくワクチンを打っていても抗体がつくられない体質であったら安心できませんね

セミナーを受けて私たちペットに関わる人たちが
抗体検査について発信していくことが大切だと感じました
わんちゃん達は自分で決められないので
飼い主さんが正しい情報を取り入れて、選択することが求められています
その架け橋になるように、私自身もしっかり勉強していきます(*^^*)