こんにちは!東京都品川区大井町にあるトリミングサロン
Dog salon Bebegim(ドッグサロンべべイム)です
愛犬の行動で「困ったな」「やめてほしいな」と思うことはありませんか?
私はあります
愛犬のビションフリーゼのジュン君は
来客やインターフォンなどの外部からの刺激で吠えてしまうことがあります
また、お散歩中に他のわんちゃんの姿が見えるとすごく興奮してしまいます
他のわんちゃんが苦手とかではなく、遊びたくて、注目が欲しくてすごく吠えてしまいます
うちに来た時からからその傾向はありましたが
実はそこまで私は困っていませんでした
しかし、このままではいけないと思うようなきっかけに出会えました
それはドックトレーナーさんとの出会いです
✔ドッグトレーニングの大切さ
(以前書いたブログです)
トレーニングやしつけはほとんど実践がない私
もちろんトリマーとして犬の行動学は学んだことがありますが
座学で勉強したことが実践でできるかというと、そんなこともなく。。
まずは愛犬から改善しないと!と思いました
そして再び、柏市にあるドッグトレーニング、ホテル、グルーミングを行うDog’s home SUNKSさんを訪れました
今回で2回目の参加になるドッグトレーニングについてのセミナー
私はトレーニングは専門外なことなので
一般飼い主としての気持ちで参加です!!
前回参加したことで、愛犬へのトレーニングの必要性を実感し
実際の生活で学んだことを取り入れたりして今回のセミナーまで過ごしていました
そのおかげか、前回参加したときよりも
「こういった時どうしたらいいですか?」とか「多頭の場合どうすればいいですか?」など
具体的に質問ができるようになりました(自分の進歩を実感)
そんな中問題行動の「いい(?)具体例」としてのジュン君の本領発揮です(;^ω^)
他のわんちゃんも一緒に参加していたので大興奮でなかなか鳴きやみません
「おい!こっち見ろよ!!こっち来いよ!!」そんな勢いで他のわんちゃんに吠えかかります
。。。まじで困った
本当にこういう時どうしていいのかわかりません
「いけない!!」と叱る?おやつで気をそらす?大きな音でびっくりさせる?
どれもしたくないです(*_*;
セミナーをしてくれていたドッグトレーナーの央子先生がそんなジュンの様子を見て一言
「次吠えたらジュンちゃんは別室にいきましょう」
死の宣告?(笑)を受けたジュンくん
その雰囲気で察したのかしばらく黙っていましたが
予想どおりというか期待どおりというか。。(;^ω^)
他のわんちゃんと目があったことで吠えが再開!
「あ~ぁ残念~!」という合言葉とともに誰もいない別室のサークルに移動です
最初訳もわからず、きょとん顔で移動されたジュンくん(しかも私じゃない人に移動されて)
サークル入れられひとりにされた瞬間
「(ジュンの心の声)うそだろ!?マジかよ!!!!」という感じで激吠えです
これはジュンくんの「ご褒美」や「いいこと」がなくなった状態と言えます
吠えることで周りの人や犬から注目を浴びていたジュンくん
吠えても叫んでも誰もかまってくれず、私からも引き離されたこの状態は彼にとってかなりのダメージです
それでもジュンくんはその後も諦めず力いっぱい吠えていました
その長さ。。裕に1時間は超えていました(Webカメラでずっと見れる状態でした)
さて、ここで「なんだか犬が可哀そう。。」と思いましたか?
この行動は果たして「犬に冷たい可哀そうな行動」なのでしょうか
私は飼い主としてもそうは思いません
なぜなら今のジュン君にとって必要な行動だと理解できるからです
なぜ理解できるかというと
犬の問題行動のスペシャリストの央子先生が
きちんと飼い主の私でもわかるように説明してくれるからです
これってすごく大切なことで
吠えないようにするための「やり方」を見たところで
意味や意図が分からなければ、飼い主さんは受け入れないし、出来ないし、やらないのです
どちらの犬が幸せだと思いますか
- 他の犬が近づいて吠えていても知らん顔して穏やかに過ごせる子
- 来客や他のわんちゃんに吠えまくって周りからうざがられている子
前者のほうが飼い主も犬も幸せだと思いませんか?
ジュンくんは1時間以上ひとりで吠え続けていました
これは私やジュンを取り巻く環境が知らず知らずのうちに彼の「吠える」という行動を強化した結果です
どうしていいかわからなかったとはいえ、私のジュンくんへの甘さを痛感しました
吠えるから吠えないように抱っこする?違いますよね
吠えるから吠えないように厳しく叱る?体罰も必要?違いますよね
どちらもその場はしのげるかも知れませんが、ジュンくんの「幸せな結果」には繋がりません
飼い主さんは周りの目や自分の感情で、瞬間的に自分が楽な方法を選んでしまいます
そしてそれは多くのドッグトレーナーさんにも言えることだそうです
体罰や恐怖を瞬間的に与えた方がトレーニングが楽だからです
犬が問題行動を起こさない環境整備を推奨する方が簡単だからです
でもその方法は結果的に犬の幸せにつながるとは思えませんね。。
央子先生や細野ドッグトレーナーが推奨する「嫌悪刺激を使わないトレーニング」は
犬が自ら考えて良い学習をする、犬が楽しく、喜んでやってほしい行動を行うようにトレーニングします
このトレーニング方法はスモールステップで進む繊細で時間がかかる方法ですが
結果的に犬も飼い主さんもみんな幸せになります
ちなみにひとり隔離部屋に行ったジュンくん、吠えていないタイミングをみてみんなのいる部屋に戻ってきました
あれだけみんながいる部屋で興奮して騒ぎまくっていたジュンくん、落ち着いて眠ることができました
あの隔離部屋できっとジュンくん自身も自問自答してどうしたら良いのかすごく考えたんだと思います
戻ってきた頃には、ちょっぴり大人になったそんな感じでした(笑)
またに「うちの子頭悪いからトレーニングしても無理無理」と
挑戦もせずにあきらめる飼い主さんもいますが、わんちゃんはすごく考えることができるし、とても素直です
卑下することで愛犬の行動から目を背けるのは悲しくないですか?
「うちの子も出来る!」と愛犬を信じてあげる、そして飼い主も犬も学びあうこと方が幸せですよね
もしこのブログを読んで
嫌悪刺激を使わないドッグトレーニングに興味を持ったら
ぜひDog’s home SUNKSを訪れてみてください
飼い主さんはもちろん、トリマーさんにも動物看護士さんにもドッグトレーナーさんにも
大切なことを発信してくれます(*^^*)