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子犬のファーストトリミング

こんにちは!東京都品川区大井町のトリミングサロン
Dog salon Bebegim(ドッグサロンべべイム)です

最近こいぬちゃんのトリミングの予約も増えてきました(*^^*)

「ファーストトリミング」という言葉があります

その名の通りこいぬちゃんの初めてのトリミングを指します

ファーストトリミングはわんちゃんにとって、とても大切な経験のひとつです
なぜならトリミング犬種と呼ばれる犬種(トイプードル、ヨーキー、マルチーズ、シーズーetc)は
これから10年以上(長生きの子だともしかしたら20年!)トリミングをすることになるからです

この先10年以上、毎月行うであろう行為(シャンプー、トリミング)に慣れてもらわないと
大変なことになりますよね

こんな風になったら困りませんか?

  • シャンプーをしたいのに大暴れてしまう
  • 緊張のあまりお店に行くだけでパニック状態やチアノーゼになってしまう
  • 落ち着かないので危なくてカットが出来ないと断られてしまう
  • 咬みつきや攻撃性があり危険な犬とされてしまう

など

愛犬がこのような状態で施術を受けていたり
それすらもできないと判断されてどこのお店からも断られてしまったら
それはすごく悲しいことです

また、その子が高齢になった時や、心臓病などになった時
興奮するだけで命にかかわってしまう。。なんてことも起きてしまいます

たかがシャンプー、されどシャンプー

シャンプーやトリミングに慣れてもらうために
飼い主さんは愛犬にどんなことをしてあげるのが良いのでしょうか

ファーストトリミングについて

ファーストトリミングはいつがいい?

初めてのトリミングはいつ行えばよいのでしょうか?
「混合ワクチンが終わってからじゃないとダメなんでしょ?」
これよくあるパターンです(´;ω;`)

まだまだ認知されていませんが
混合ワクチンが終わってからだと実は経験として少し遅いのです

仔犬の「社会化期」というのはご存じでしょうか?

子犬の育て方ガイドマップ

こちらのサイトでご紹介しているとおり
社会化期とは生後4週齢~12週齢と言われています
つまり生後1ヵ月~3カ月ぐらい

この時期の子犬は好奇心いっぱい いろいろなことに興味があり
新しい経験を受け入れることも柔軟な時期です
もちろんわんちゃんの個体差もあります(慎重な子もいれば、何も気にしない子もいる)

生後13週齢~6カ月の子犬は若齢期とよばれ、
今まで優位だった「好奇心」と「警戒心」が逆転し始める時期なのです
そのため、初めてのもの(場所や人・犬(他の動物)、出来事など)に警戒心、恐怖心を感じるようになります

今の日本の現状ですと
この若齢期に子犬の「ファーストトリミング」をすることが主流になっています
丁度わんちゃんが「なんか怖いな」「それは危ないんじゃないか?」と思う時期に
知らない場所に行って、知らない人にシャンプーやトリミング(犬にとってはよくわからない事)をされるということです

なぜそうなっているかというと
「ワクチンが終わってからじゃないと外に出してはいけない」
という説があるからです

しかし本当は柔軟性のある社会化期にシャンプーやトリミングに慣れる練習をした方がいいのです
それがその子にとって生きていく上で大切なことです

当店ではその点にしっかり対応したいと思っています
なので、ワクチンが終わっていなくてもぜひご相談ください(*^^*)

子犬のトリミングは完璧を求めない

わんちゃんの性格もさまざまです
マイペースな子、やんちゃな子、おとないし子、負けず嫌いな子、慎重な子、明るい子。。

なのでやり方もその子によってさまざまです

全ての子が最初から完璧にトリミングできるわけではありません
人間の赤ちゃんも最初のお風呂はそうですよね わんちゃんも同じです

その子が「トラウマ」や「恐怖」などとトリミングする行為を解釈しないように
無理せず、楽しく行うことが子犬のトリミングに求められることだと思います

この時期のもしゃもしゃも可愛いのですが( *´艸`)

プードルちゃんは特にトリミングが必要な犬種です
顔にハサミがくることに慣れてもらう必要があります
将来「顔カットができない」なんてことにはしたくありませんよね

瞳が見えて可愛さ倍増です♡

他にもトリミングの工程には慣れてもらう要素がたくさんあります

  • テーブルの高さ
  • 爪切りの音、切られる感触
  • バリカンの音、振動
  • シャワーの音、水圧、お湯が流れる音
  • 体や顔にお湯がかかる
  • ドライヤーの音、風圧
  • スリッカーブラシ
  • ハサミのチョキチョキする音
  • 体のあちこち触られる

などなど

挙げだしたらきりがなさそうです(;^ω^)

子犬にとって新しい体験がたくさんですね
その一つ一つの経験をトリマーは丁寧に行う必要があります

そして「できなくて当たり前」が大事です
今日できなかったことは特に少しずつ慣れてもらうために無理をしてはいけません
お家でもご協力いただけるようトリマーからアドバイスもさせていただくことがあります(^-^)

お家でもできる練習

お家でもトリミングに慣れる練習ができます

例えばブラッシング

まずはブラシというものをわんちゃんに知ってもらうために
わんちゃんが「それなに?」と匂いを嗅ぎたがったら嗅がせてあげて
噛んでみたかったら「ダメ!」などと言わず、確かめさせてあげます

「そういうものじゃないよ」と教えるようにブラシでわんちゃんの体を撫でてみます
この時痛みや不安を与えないように無理やり強い力で撫でたり、大きな声や怖い声はかけたりしないでください
優しくゆっくり穏やかに「いい子だね~」と声をかけたり、撫でたらドッグフードでご褒美をあげたりします

本当に少しずつのスモールステップを踏んでいきます
ブラッシングの本来の目的は「毛をとかすこと」ですが
子犬の場合「この道具は怖くないもの」「この道具で体を撫でられるのは痛くないこと」を知ってもらう方が大事です
ブラッシングだけでなく、爪切りでもシャワーでもドライヤーでも同じです

飼い主さんのご協力があると
ファーストトリミングもよりいい方向に向かうでしょう(*^^*)