Newsセミナー・勉強病気と予防

代謝と水で病気を予防!

こんにちは!東京都品川区大井町のトリミングサロン
Dog salon Bebegim(ドッグサロンべべイム)です

昨日はお店をお休みして横浜のセミナーを受けに行きました!

「わんちゃんの適食セミナー~代謝と水の関係から適した食事を知る~」

横浜と大阪にプラーナ和漢自然医療アニマルクリニックという動物病院を運営している
森院長先生のわんちゃんの食事についてのセミナーです

森院長先生は薬は使わなくても食事療法でほとんどの病気は治る!ということを証明したいという熱い想いを持った先生でした(*^^*)

東洋と西洋獣医学からわんちゃんの健康を考えている先生のお話

とても興味深かったです!

もともと「東洋医学ってなんか怪しい。。」とか思っていたのですが(笑)
トリマーは医療行為ができない分、東洋医学の考え方に近づいてきました
食べ物や生活習慣の改善で「病気」と診断される前に予防する、治すほうがいいですよね

飼い主さんに食事のアドバイスがしやすいのもトリマーです
食事や東洋医学の考え方を学ぶことで
お薬などにすぐに頼るような「健康」の入手ではなく。。
その子に適した食事や生活習慣を飼い主さんと一緒に考えていけて
病気を予防し、健康になるサポートができた方が良いと思っています!

セミナーはとてもボリュームたっぷりの内容だったので
少々頭パンク気味ですが。。(笑)

今回のセミナーを聞いて
動物の体にとって「水を飲むこと」がとても大切なことがわかりました!
(ブログの内容ちょっぴりお堅いです)

体に水を取り入れること(保水)と代謝の関係

病気の子、病気になりやすい子の要因として「代謝」と「保水」に異常がある子が多いそうです

  • お水を飲まない
  • お水を体内に貯められない(保水できない)
  • 歳をとっている
  • 運動しない、できない
  • 食べ過ぎる、または食べない
  • 低体温、または自覚的な暑がり

動物は飲水をすると代謝があがります

また、代謝をすると体に熱が発生します(体温があがります)
また外側から熱を与えられると、代謝があがります(夏の暑い時期とかそうですね)

代謝が無くなることはどういうことを意味するでしょうか
それは「死」を意味します 死んだ動物は熱を持ちません。。
では代謝が下がることは?
それは「死」に近づくということです

では体に水がないとどうなりますか?
それは「死」ですよね(動物の体の60%~70%ぐらいは水分です)
では体に水が少なくなることは?
それは「死」に近づくということですね
つまり
代謝と保水のバランスが取れないということは「生」のバランスが取れないということ
「病気になりやすい」ということです

なんだか難しい話のように聞こえますが。。
要は
健康な子、病気にかかりにくく治りやすい子は
きちんと代謝と保水のバランスがとれているということです!

代謝を高めるには。。?

では健康維持に必要な代謝はどうしたら高まるのでしょうか?

  • 運動!(これに勝るものはないそうです)
  • 睡眠、睡眠の質を高める
  • 生活のリズムを整える
  • 体を温める(腹巻、ホッカイロなど)
  • マッサージなど温熱療法

などです(*^^*)

なんだか人間と同じようですがまさにそうなんですね♪
運動は急激な運動よりも毎日のお散歩です
そして睡眠の質を高めるためにはきちんと暗くして静かにすると良いそうです
生活のリズムも決めてあげた方が、頭の中と身体のリズムが崩れず心が安定するそうです
またマッサージやケア、運動の前にお水を飲ませたほうがもっと効率よく代謝アップします

保水を高めるためには。。?

  • お水をこまめに飲ませる
  • 胃腸を整える(善玉菌をふやす)
  • ストレスを減らす
  • 過度な運動をさせすぎない(代謝を上げすぎると水が体から出ていってしまう)

などです

お水は今飲んでいる量の1.2~1.5倍の量を少しずつ1~2時間おきに飲ませるのが良いそうです
お水を飲ませるからと言って「ガブ飲み」させるのは危険です
「ガブ飲み」は脳圧を上げます てんかん発作を引き起こしたりするのでさせないようにしましょう
また、「ガブ飲み」のように一時的に大量に水を飲んでも体には保水させず出ていってしまいます
お水だけでは飲まない子は風味付けもOKです
ただ、量を飲ませるのでカロリーなどが高くならないよう風味付けはほどほどにしましょう

水分は主に腸で吸収されます
腸の調子が悪いとせっかく取り入れても吸収されづらくなります
乳酸菌などでお腹の調子を整えることが大切です

また、お水を飲むことは心の問題と大きくかかわってきます
緊張する場面ではなかなかお水が飲めなくなる子もいます
保水されないと神経がピリピリしてくるそうです
逆にお水を飲むと気持ちが穏やかになったりします( *´艸`)
なんだかとても不思議ですが、やはりお水を飲むことは大切ですね

また、水分量の多いものを食べ物から摂取することで
保水できるのでおすすめです!
普段ドライフードだけの場合は、お水の量に気を付けるか
お野菜などをトッピングしてあげるのも良いと思います(^-^)

 

今回のセミナーを受けて感じたことは

栄養素や数字にとらわれすぎてはいけないことです
例えば血液検査
検査の項目である数値が高くなった、低くなったにとらわれがちですが
大切なのは目の前にいる愛犬に実際に触って確認することだと思います
数値は大切ですが加齢になればだんだん上がる数値もあるし下がる数値もあります
愛犬がどんな状態なのかを知るには、まず愛犬の体に触れて
体温は低くなっていないか、熱くなりすぎてないかとか
ちゃんと水分は足りているか、ぷよぷよし過ぎていないかなど
目の前の「事実」にふれることが大切だと森院長先生が言っていました

栄養素も「これが体にいい」とか「○○は安全」
とかの目先の情報にとらわれ過ぎず
ご自身の愛犬に何が今必要なのか、必要じゃないのかを
きちんと飼い主さんが判断することが大切ですね

愛犬の健康を第一に考えられるのは
他ならぬ「飼い主さん」です
その飼い主さんが困った時にサポートができるよう
Dog salon Bebegim(ドッグサロンべべイム)はこれからも努めてまいります!